ラブラド−ルレトリーバーの概要

 ラブラドールレトリバーは現在最も人気のある犬種といえます。例えば、世界で最も大きな畜犬団体であるアメリカ・ケンネル・クラブ(AKC)で、犬種別の年間登録数は1991年度から首位を保っている、もちろん原産国イギリス・ケンネル・クラブ(KC)においても1991年度から首位を保っています。また、ヨーロッパ各国も同じような状況です。
 わが国においては、1984年の日本警察犬協会で警察犬適応犬種として、認定されました。それ以来、それまでの盲導犬や狩猟犬として飼育された理由とは別の意味で、そのラブラドールレトリバーの持つ本来の性格が見直され、登録数においても主体犬にのジャーマンシェパードを追い越す勢いにあります。
 ラブラドールレトリーバーはイギリスの上流階級の人達の狩猟犬として、水陸両用の射撃後の獲物を捜索して、主人のもとへ運搬してくる犬として発展しました。しかし、この犬種の作業欲、そして作業に対しての忍耐強さ、判断力は他の作業犬に追従を許しません。主人に対しては忠実であり、他人あるいは他の犬に対しては攻撃性はなく、見た目にも温和で利口な犬ということで、警察犬、盲導犬、麻薬捜査犬、などの万能作業犬としてだけでなく、家庭犬として定着しています。